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所在証明

2016/01/08

富山県の車庫証明における所在証明の取り扱いについて

車庫証明の申請において、「申請者(届出者)の住所」と「使用の本拠の位置」が異なる場合、日本全国見ましても、この場合には、法律で規定されている書類のほかに、使用の本拠の位置を証明するための書類(いわゆる所在証明)を別途提出することが慣習としてあります。

所在証明について、どのような書類を提出すればよいかというと、基本的な考えとしては、申請者(届出者)以外の第三者が発行している書類等で、それらの書類等に、「申請者(届出者)の氏名・名称」および「使用の本拠の位置」となる住所・所在地が記載されたものであれば、基本的にはいずれの書類等でもOKです。

できるだけ、3ヶ月以内に発行されたことが分かる日付が記載されたものを提出するようにします。また、特に原本を提出する必要はありません。コピーでOKです。

具体的には、下記のようなものがあります。

  • 公共料金の領収書等
  • 郵便物(消印の押されたもの)
    ※料金後納郵便で消印がないものでも基本的には使用可です。
  • 各自治体が発行する営業証明書等 (例)※富山市の営業証明書の取得方法
  • 宅急便等の送付状・ラベル等(届いたもので受け付け印等のあるもの)
    ※各運送業者のHPで、お問い合わせ番号や追跡番号等を入力し、配達完了と表示されたページを印刷したものを合わせて提出してもよいでしょう。
  • 取引先等が発行する請求書等
  • 過去の車庫証明申請・届出の際に交付された自動車保管場所証明書、保管場所標章番号通知書

所在証明としては、上記のようなものをよく使用します。

会社のホームページを印刷したものは、所在証明としては活用できない

しかし、その一方で、申請者(届出者)が法人の場合で、その会社のホームページを印刷したものについては、通常、所在証明としては認められません。なぜなら、ホームページは、基本的には自社で自由に編集することができ、そこに所在地があるであろうことの第三者による蓋然性が認められないからです。

しかし、次のような場合には、会社のホームページを印刷したものでも、所在証明として活用することができます。

公告の方法が電子公告の会社の場合

公告の方法を電子公告としている会社の場合、ホームページのアドレスが登記事項証明書に記載されております。この場合、そのホームページに使用の本拠の位置が記載されていれば、その場所が存在していることを法務局という第三者を絡めた形で確認できることになります。


※履歴事項全部証明書

※会社のホームページ

上記の場合のように登記事項証明書も添付することができれば、会社のホームページを印刷したものでも所在証明として活用することができます。

所在証明をどうしても用意できない場合

当事務所の過去の案件においても今まで数件ありましたが、何かの理由で所在証明をどうしても用意できない場合は、絶対に必要というものではありません。法律に直接は規定されていないからです。実際に当事務所でも、今までに数件そのようなケースがありましたが、結果的にはすべて所在証明なしで通っております。

しかし、基本的には、所在証明を提出することに協力した方がよいでしょう。

最終手段-会社の場合はこんな方法も

上記のような書類が準備できない場合は、所在証明なしで申請するのも一つの選択肢ですが、申請者が会社の場合は、本当に最終手段として次のような方法も取り得ます。

  • 自社を掲載している他人(他社)のホームページを数件印刷して持参する。

上記で、自社のホームページを印刷したものは、どのようにでも作成できるので所在証明としては認められないと述べました。ということであれば、自社のことを掲載している他人(他社)が作成(管理)しているホームページの該当ページを数件印刷して持参するのです。

考えてみれば、車庫証明の所在証明としてそれらを使用することは当然可能であると考えられます。自社で作成(管理)しているものではありませんので、当然、なんとでも作成できる、というものではないからです。

とはいえ、ホームページは現代においても、なんとなく胡散臭いもの、などという多少の風潮があるのも事実だと思います。なので、それを1件ではなく、数件印刷して持参するのです。1件ではなく数件あれば、その胡散臭い風潮も薄れますし、所在証明としての効果も高くなることが期待できます。

言うなれば、そもそも所在証明は、富山県の車庫証明申請においては、確実性まで求められるものではなく、蓋然性(確からしさ)があればよいものと思われます。所在証明について「コピーでOK」というのもその表れかと思います。ということであれば、このような方法が使えるのではないかというように考えることもある意味、それほど無理がないのではないかとも考えられます。

実際に試してみた

当事務所でも、実際に南砺警察署に申請をする際にこの方法を試してみました。所在証明として、「iタウンページ」「Mapion電話帳」「MapFan」の3つのサイトで、申請者である会社の名称と所在地が載っているページを印刷して申請しました。結果、申請時には特に何も言われず、証明書交付まで所在証明については一切何も触れられず、特に何事もなく車庫証明書が交付されました。

しかしながら、当事務所はこのような方法が常に使えるとは考えておりません。基本的には、上記で述べたような書類を添付した方が望ましいと思いますし、この方法は最終的な手段であると考えます。また、警察によっても取り扱いが異なることが想定されます。

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